『ゼロ秒思考』を読んでメモを始めた

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前々から名前は知っていたもののなんとなく読んでいなかった『ゼロ秒思考』。

Kindleのセールかなにかで気がむいたので買ってみた。もっと早く読めばよかった。

読むとどうなれるのか

本書の冒頭で「なんで自分のことを知っているんだ」と言いたくなるようなことが書いてあった。

一生懸命考えているつもりで、実際は立ち止まっている、という人が意外に多い。 前に進まない。あるいは、空回りする。気になることがあると、頭がうまく働かず、考えがなかなか深くならない。考えようとしても、目の前の別の課題が目に浮かぶ。集中して考えることができない。行ったり来たりで結論を出せず、時間をかけても深掘りできず、堂々巡りすることになる。

まさにこれで。考えているつもりで考えていないんですよね。実際に仕事進んでいないので。

こうした状況を打破するヒントになるもの、と期待して読んだ。(まだ訓練中なので、打破できました!とは言えない。)

ゼロ秒思考はメモ本

実は読むまで全く知らなかったのだけれど、ゼロ秒思考はメモの本だった。

目指すところとしては、訓練によって思考の速さと深さ(これらはトレードオフではない)を鍛えていった結果としての、思考の瞬発力が高い状態。

そうした思考の「質」と「スピード」、双方の到達点が「ゼロ秒」

この状態を達成するために、本書ではメモという手段が紹介されている。

ゼロ秒思考のメモの仕方

やりかたは簡単で、A4の紙(否ノート)を横向きにおいて、以下のルールで書く。

  • 右上に日付
  • 左上にタイトル
    • 例えば「課長は私の何が気に入らないのか」などのモヤでもいい
  • 4~6行で思ったことを箇条書きで書く
  • 1分で書く

フォーマットは特に問題ないはず。やってみると大変なのが、1枚のメモを1分で書くというところ。

メモの本文には、問題点やアイデアなどを書きあげていくか、起承転結のようなストーリーで書くかどちらかだ。どちらにしても、悩まず考えすぎず、ただ書き出していくのがよい。頭に浮かんだことをそのまま書く。あれこれ考えず、感じるまま書く。最初は時計を見ながら、1ページ1分以内に4〜6行を書き終える。

特に、1件1ページのメモは、ゆっくり時間をかけながら書けば、何倍もよいものが書けるかというと決してそうではない。たくさんの方に試してもらったが、何も言わなければあっという間に何分もたつし、大して内容が増えるわけでもない。考えあぐね、逡巡する時間が増えるだけだ。であれば、さっと書き終えてどんどん次にいくほうがよっぽど頭の整理になる。

ということで。

実際にやってみると、時間がない。自分はブログなどで一応「書き散らかすこと」には慣れているので手が止まることはないものの、それでも始めは大変。なれると少しだけマシになった感もあるものの、大変は大変。

ただ、この「スピード」に慣れること。思考の速さを高めていくことが、理想とする「ゼロ秒思考」に近づいていくことになる。ここでルールを破って「いくら時間をかけてもいい」「じっくり考えよう」などとやってしまうと、本書の趣旨から離れてしまう。

もしじっくり考えたいことがあるならば、メモを1枚1分で書いたうえで、追加で考えればいいかもしれない。

ちなみに、やり方は守れ!と本書では書いてある

ほんとうに、読者の心を見透かしているようで痛快だったのが、「やり方を守れ!」と書いてあるところ。

決して著者が偉そうにしているわけではなく、大量のメモを書きながら試行錯誤して磨き上げたメソッドを、たかが10枚20枚書いたくらいで独自アレンジして失敗するな、と。まずはそのまま真似しろと。 そういうことを言われている。もうこれはおっしゃる通りすぎる。のでそのままマネをしている。

※といいつつ、A4の紙を切らしつつあるので、買ったばかりのiPad proとGoodnotes5を使っているあたり、著者にごめんなさいの気持ち。

1日10枚書け

メモは、毎日 10 ページ書くことをお勧めしている。1ページ1分で書くので、毎日 10 分程度しかかからない。しかもまとめて書くのではなく、思いついた時にさっと書く。

これが意外とヘビー。自分のようなナマケモノは「メモを取ること」自体を忘れてしまう。

だから先のツイートのようにデスクに紙を出していつでもメモれるようにしている。視界に常に入れておく意味で。(iPadに変わったけど)

ただ、自分が普段生きている中での思考の浅さのようなものを痛感する出来事が複数あり、これはマズいということでゼロ秒思考のメモを続けている。とにかく、効果があるかないかはやってみないとわからないけれども、たまたま出会った本書のやり方を一旦信じて自分を鍛え直すしか無いなと。

なのでしばらくは1日10枚をやってみようと思う。

Yoshiki Ito
Yoshiki Ito
山形出身 東京在住 テストエンジニア&ブロガー
2022-08-01

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