ObsidianSyncを導入してAndroidでも使えるようにした(らとても良かった)

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もともとObsidianはPCのみで使っていて、PC間の同期もGitHubで行っていた。が、スマホやiPadでも同期できるようにしたら便利だよな・・・としばらく検討だけしていて、今回ようやく課金してみた。

ドキュメント見ると若干手順がややこしそうだったので、整理も兼ねて記録しておく。

前提条件

  • ObsidianはPCでのみ使用中
  • Obsidian Syncは未課金
  • Obsidianのアカウントは持っている

手順

公式に書いてある手順のうち、今回やりたいことに該当するページが実は2つ存在する。

ひとつはAndroidアプリ - Obsidian 日本語ヘルプ - Obsidian Publish

もうひとつはSet up Obsidian Sync on another device - Obsidian Help(と、その前提としてのSet up Obsidian Sync - Obsidian Help

今回試した結果、後者に従って実行して特に問題なさそうだったため、後者の手順をベースに記載する。

なお、主な違いとしては

  • PCとリモート保管庫を同期したのちにそれをAndroidでも使用するにあたって、ローカルに保管庫を作るか直接リモート保管庫と同期するか

だった。

1. PCでObsidian Syncに課金

Obsidian Syncより。 ログインするとアカウント画面に行くので、最下部からObsidian SyncのBuyを選択。

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クレジットカード(Stripe決済)かPayPalかで決済可能。

2. PC側でObsidian Syncを有効化

設定>コアプラグイン>同期、を有効化。

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コアプラグインの一番下に「同期」がある。

3. リモート保管庫を作成

同期>リモート保管庫の「選択」>保管庫を新規作成

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名称を付けて、パスワードカスタマイズ方式を選択し、作成。

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4. リモート保管庫に接続

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作成したばかりの保管庫を選び、接続。

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リモート(作ったばかりなので空)と、今開いている保管庫とが「統合」される確認が入るので、継続を選択。

ここでは新規にObsidian Syncを導入する手順なので、統合されたところで競合は発生しない。

5. PC側での同期設定を調整

様々な項目のうち何を同期して何を同期しないか、を細かく指定できる。複数の端末で設定を同期させる場合、全ての端末で同じ設定にする必要がある。スクショを撮っておくなりすると安心。

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6. Androidにアプリを入れ、リモート保管庫とSync

AndroidにObsidianアプリをインストールし、起動。

Setup Obsidian Syncという項目があるので選択。

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ログインするとリモート保管庫の選択画面になるため、選択してConnect

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リモート保管庫の名前が入った状態になっているので、Valut locationでAndroid内の適当な場所を指定をする。

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Create。

7. 各種設定を同期

Android側でもPCと同様の同期設定にし、アプリケーションを再起動。

8. 言語などの設定変更

自分の設定によるかもしれないが、言語設定などが一部反映されていなかったので、Android側からも日本語を選ぶなどちょっとした調整。

ここまでで完了。

Obsidian Sync、思っていたより良かった

さっそく少し使ってみたところ、スマホでもObsidianが使えるというのは非常に良かった。

特に毎日やっている3GoodThingsなど、いままでは子供の寝かしつけに時間がかかってPCが起動できなかったときなど、スマホでGoogleKeep等に書いておいてそこから後日転記する、といった手間が発生していた。

これが、ObsidianSyncに課金して同期できるようになったことで、直接スマホからObsidianに書き込めるようになった。

この手のPKMツールは接触できる機会をいかに増やすかが活用のポイントになると思っているので、「いつでもスマホから使える」状態が出来上がったのは今後けっこう効いてくる気がする。

ツイートの通りもっと前からやっておけばよかったと思うものの、こういうものは年明けの謎に気分がフレッシュなときにこそ重い腰が上がる、という側面もあるかもしれない。

使い込んでみて、またアップデートがあればブログ化する予定。

Yoshiki Ito
Yoshiki Ito
山形出身 千葉在住の本業QAエンジニア
2023-01-09

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