ポメラを買って約1ヶ月経った感想

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2/3にポメラの現行最新機種であるDM250をゲットしてから、約1ヶ月くらい使ってみた。使ってみたと言っても実際どれだけ使ったのか、は怪しいけれども、とにかく1ヶ月近くが経過してどうだったかを振り返ってみたい。

前提

  • ポメラを使って書くのは小説などの物語ではなく、やWeb記事的な文章と、コンピュータ関連のいわゆる「技術文書」に近いもの

想定していた用途

ブログはvscodeで書くことが多いので、もう少しまとまった量の文章を書いたり、2000~3000字程度の文章を書くのに使うために買った。

基本フルリモートワークなので外に持ち出して使うことはないものの、家の中でPCを起動するよりも気軽に文章を書くなど、人生の総執筆時間を増やすことが主目的だったかもしれない。

このへんはなんというか、新しいものが「ほしい」という気持ちが湧いてから後付したといわれれば、そうですとしか。(使っていなかったMacBookProとiPhoneXを買取に出したらポメラ代以上になったので問題なし)

使い勝手

起動が早くて気軽に使える点がGood

上記のように、ポメラに向かって何時間も執筆するような使い方は今のところ想定していない。そういうシチュエーションではHHKB+27インチ4Kディスプレイに圧倒的な分がある。

一方当初やりかった隙間時間での執筆は増やすことができている。たとえば5分10分のためにパソコンをわざわざ起動するのもなぁというときでも、ポメラの場合は開くだけなので心理的ハードルが低い。

キーボードはやはりつらい

もともと想定はしていたものの、狭めのキーボードかつ配列がJISなので、HHKBのUS配列を普段使っている身としては使いづらさがある。ポメラもちゃんとUS配列にできて、US配列設定時用のキーボードステッカーも付属しているんだけれども、Enterキーが2つになったりなどやはり「なんちゃって」的な部分は否めない。

これはキーボードまでPCに近づけはじめたら価格的にも重さ・サイズ的にもいまいちなプロダクトになると思うので、辛いなぁと思いつつも受け入れているポイント。

画面に表示される文字が少なめなので前後が難しくなる

これまた使い方の問題かもしれないけれども、PCなどに比べて長めの文章全体を見渡すことが難しく感じた。

文章の構成に従って前から順に書いていく場合は問題ないけれども、前後行ったり来たりしながら書くスタイルだと厳しいかもしれない。

ただ、ショートカットで見出しごとに移動したりはできるので、慣れによって解決するのかもしれない。

実際に使ってみて、目的は達成されたのか

文章執筆量がものすごく増えたかというとそうでもない、けれども買う前に比べれば増えている、といったところ。

このへんは1ヶ月たった今もまだ模索中で、生活の中にもっと組み込んでいく必要はありそう。

特に、まとまった量の文章を書くにあたって「どの部分をポメラが担うか」が、まだ曖昧になっているように感じている。 いまのところは、以下のようなフローになりそう。

  1. Dynalistでアウトラインを考える
  2. アウトラインをポメラに取り込んで、とにかく文字を書く
  3. ポメラで全体が「文章っぽいもの」になったら、PCに取り込んでvscodeで編集&推敲
  4. 完成

ポメラで日記をつけたり、なにかをメモしたりする人もいるようだけれども、自分としてはそのへんはDynalistとObsidianが担ってくれているので、ポメラであえてやるかと言われると微妙。あくまでも「ネタ」を「たたき台」に育てる部分で使おうかなと思っている。

PCと違って集中できる、は自分の中では特になく

これはPCでも集中できるし、という話ではなく、ポメラとスマホを並べて使ってしまっているので、結局集中がそこそこもっていかれてしまう、という問題がある。

まとめ:買ってよかったか?の問いに対してはYesと答えたい

そもそも買った瞬間からガシガシ使って新型が出たら乗り換える、といった使い方をするデバイスではなく、一度買ったら手になじませつつ長期間使うものだと思っているので、買った直後の盛り上がりみたいなものは正直ない。

ただ、常にデスクの見えるところに置いておき、ちょっとしたときに開いて文章を書くような、そんな位置づけのものになっている。KindlePapwerwhiteのようなものかもしれない。質感は近いし。お値段が全然違うけれども。

文章を書いてお金をもらうようなお仕事の人であれば、これで執筆量が増えれば本体代金はすぐ回収できるので、試してみてもいいように思う。

Yoshiki Ito
Yoshiki Ito
山形出身 千葉在住の本業QAエンジニア
2023-03-01

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