読書の充実感を高めるための工夫
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先日少し自由時間をもてまして、カフェで1,2時間過ごしていました。せっかくなのでと、持っていった本と、直前に買った本とを読んでいたところすごくスルスル読めて自分でも驚いた、という出来事がありました。
本の種類にもよるでしょうし、スルスル読めるのが正義かというとそうではありません。が、自分の中ではとても充実感がありました。
普段家にいるとなかなか本が読めず、読んだとしても不完全燃焼感があったりと、なんとかしたいと思っていまして。そうはいっても、頻繁にカフェには行けません。そこで、カフェで読んだときのような充実感を自宅の読書でも得るにはどうすればいいか、をいくつか試行錯誤してみました。結果、「こうするとよさそう」とわかった点があります。
1. 割り込みがない状態で読むべし
家で本を読むのに、たとえば子どもたちが妻とお風呂に入っている間などを使っていました。 ただこのようなシチュエーションだと、子どもの「上がりまーす!」の声で中断することになります。し、その中断が5分後なのか10分後なのかがわかりません。その日によっても違います。
こういった、読書を始めても何分後に外的要因で中断するかわからない、という状態は集中できなかったように思います。(やってるときはそれほど問題だと感じていなかったのですが、改めてふりかえってみると・・・ですね)
カフェで本を読んで充実感があったときは、次の予定は入っていたものの、「◯時までは割り込みがない」という状態が確約されていました。自宅で読むときも同様で、子どもたちが寝たあとなど、何分読むか、何時まで読むかを自分の裁量で決められる&それまでに基本的には割り込みが発生しない、という状態で読むと集中して読むことができました。
2. まとまった時間読むべし
読書量を増やそう!と思うと、日常のスキマ時間で読むという発想になりがちです。 実際そこらのブログ記事とかでも、細切れの時間を積み重ねて読書量を確保しよう的なTipsはたくさん出てきます。
が、自分にとってはこれはあまり効果がなかったかもしれません。
というのも、スキマで読んでいると前回の内容を思い出す時間が必要で、結局2,3ページ分を再読しておしまい、といったことが頻発していました。
軽めの新書とか、内容次第ではスキマでコツコツやってもいいかもしれませんが、厚めの本・内容しっかりめの本などはこのスタイルは不向きだと感じました。
上で書いた「割り込みがない状態で」とセットになりますが、最低でも15分、できれば30分以上のまとまった時間をとって読書するほうが自分には合っているように感じました。
実際スキマでコツコツよりも、圧倒的に速く&深く読めている実感があります。定量化できないので主観でしかありませんが。
3. 手書きのメモをとりながら読むべし(なぐり書きでOK)
ここはまだ若干悩みつつあるところですが、手帳やメモ帳に手書きでメモをとりながら読むと充実度が増します。し、結果的にこれも速く深く読めます。
代替案、少し前に試していた方法として、「Twitterにつぶやきながら読む」という方法もあります。
これはメモと効能的には同じで、インプットとアウトプットを並行して行うことでより内容が入ってくる効果があると感じていました。し、普通に他人に進められる手法だとも思っています。
ただ、Twitterにつぶやきながら、だとPCかスマホとセットで読書する必要があります。PCの前に座って読んでいると、ついブラウザで他のページを見に行ったり、メール等の通知が来たりと、意識を散らす原因にもなり得るのがネック。これはスマホでも同様です。
特に自分は注意力散漫なほうなので、読書中に脇道に逸れる要因はできるだけ少ない方が良い。ということで、手書きでメモするほうがより本の内容に入っていけると感じています。
ついでに、最近は手帳がマイブームでもあるので、いわゆる「アガる」気分で読書に向かえるという副次効果もありますね。
読書の充実度がその日の充実度に直結する(気がする
毎日寝る前にObsidianなり手帳なりでその日のふりかえり・日記的なものをつけているのですが、読書が充実していた日は、その日自体が充実していたように感じられます。読書でもゲームでも「好きに過ごせた!」というときは充実した日だと思うのですが、やはり心のどこかでは他の娯楽よりも読書のほうがなんとなく「良いことをした」感があるんでしょうね。ゲームしまくったぞ!という日よりも、読書しまくったぞ!のほうが有意義に過ごした感があります。
もしかしたら今回挙げた3点以外にも、より読書の(自分にとっての)充実度を高める方法があるかもしれませんし、日々ちょっとずつ試行錯誤しながら「これだ!」というスタイルを見つけていきたいものです。