前からPodcastをちまちまやっているのですが、更新間隔が1年くらい開くようなサボりっぷりでして。

ソフトも契約したりしていて、そのまま腐らせておくのももったいないからちゃんと定期的に更新したいな・・・ と思っていたところにこの本の発売を知って、予約して読んでみました。

Podcastの実践ガイドだった

先に結論述べておくと、かなり実践的で良いなと思いました。

もう毎週投稿して色々わかってるぜ、という人にとっては物足りないかもしれません。

一方で、これからはじめようかと思っているとか、自分のように一度始めたけど仕切り直したいというくらいの人にとってタメになる情報がたくさん書かれています。

たとえば

  • テーマ選定
  • 道具(マイク・収録ソフトなど)や環境
  • 番組の構成

など、「こんなパターンがあるよ」を示してから「最初はコレがオススメ」という形で提示してくれるのでとてもわかりやすい。

とくに、道具以外の考え方のところは、YouTubeとかブログとか異なる媒体であっても転用が効きそうな内容が多く含まれていました。

企画の根幹は「人×テーマ」

とか。

あとは、何人で始めるか(そして何人までにおさめればいいか)なども書いてあっておもしろいポイントでした。

Podcast自体の価値や可能性についても触れられている

そもそも本書を手に取る人というのは、Podcastをやってみたい気持ちがあるか、やっている人のはずです。なので、Podcastの可能性的な部分については基本ポジティブに思っている人が読むと思われます。

本書でもその「可能性」の部分について、とくに書籍の冒頭部分で述べられています。

おもしろいと思ったのは、Podcastの場合は単純なコアなファンや最後まで聴いてくれる人を獲得するべき、そういった聞き手が多い、ということ。

YouTube等の動画メディアだと登録者数がすべて!みたいなフシもあるので、自分は本書を読むまでPodcastも同様だと思っていました。

しかし実際には、単純に数が多いかどうかではなく、本当に、意味のある聞き手を獲得できるのがPodcastの良いところだと書かれていました。この点はなかった視点でした。

まとめ

本のテーマ的にターゲットが絞られているので、万人にオススメとは言いづらい部分はあります。

ただ、Podcastやってみたい人や、やっていて仕切り直ししたい人。またはPodcastをよく聴いていて、その裏側に興味がある方は、読んでみると学びが多いと思います。