「快適最小限」な働き方を目指す本『モノが少ないと快適に働ける』
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- 読書感想
机の上が汚いと、仕事がはかどらないというのは、まさに直感どおり。
自分も今このブログを書いているテーブルの上が散らかってて、半分くらいのスペースしか使えてない状態なのです。
もっとモノを減らして、頭の働く机にしたいなぁと思っているところに見つけたのがこの本。
表紙自体のスッキリしてるし、断捨離とも違った香りがしたので購入。
著者の机は相当キレイ
キレイというよりかは、モノが少ない。
よりすぐったモノだけが置いてある感じ。
モノ置かなすぎて仕事にならないというわけでもなさそうで、ほんとうに「そのとき必要なこと」にだけ集中して作業が出来そうなスペースを作り上げてる。
「そのとき必要なものに集中」というのは、なんとなくみたいだなーと思っていたら、後半でバッチリ参照されてました。
そう、「モノが少ないと快適に働ける」というこの本は、「机をキレイに保つ方法」の本じゃなくて、もっと広げて「ミニマルな仕事術」の本だった。
「必要最小限」でなく「快適最小限」
なるほどと思ったのが、「必要最小限でなく快適最小限」という考え方。
単にシンプルということではなく、ある哲学にもとづいて内側からにじみ出てきたシンプルさ
とのこと。
確かに、部屋をがーっと片付けて全部が綺麗になったとしても、それが快適でなければまた汚部屋に戻るだけ・・・あるある。
この快適最小限を実現するためのキーワードが2つ。
ためずに流れをつくる
例えば書類なんかだと「なんでもいいから入れる BOX」を作りがち。大体は要る書類が無くなって要らない書類が鎮座しつづけるパターン。
そうなるとまずいので、スキャンする書類と、見返すものとに分けるなどして、「自分の手元に来てから何らかの処理をし、最後ゴミ箱にいくまでの流れ」を作ってしまう。そうすることで、どこかでたまることが無くなる。
これがモノだけに限らなくて、でいうところの情報とかタスクの処理の流れにも共通してる。先に GTD を知ってた自分にとっては、「書類もタスクみたいに流すのか、なるほど」とすんなり理解できた。
器のサイズを意識する
これも簡単な話で、「大きい本棚を買うと本で埋めたくなっちゃう」というアレ。
これを防ぐには、そもそも入れ物のサイズを限定するとか、入れ物を用意しないのが有効。
収納があったら絶対に要らないものまでつっこむのが人間。
引越し後の書斎スペースの参考にしよう
夏頃に引っ越しを考えていて、引越し後には書斎スペースを設ける計画がある。
書斎の参考書としては
このへんを読んで妄想をふくらませていたところなので、 3冊めとしてこの「快適最小限」なモノの少ない書斎スペースを考えてみよう。