やめられなくなる、小さな習慣/佐々木 正悟
- Categories :
- 読書感想
年始になると、習慣化とか目標設定とかそういった本が読みたくなりませんか?(私はなります)
ということで、前から気になっていた佐々木正悟さんの『やめられなくなる、小さな習慣』を読みました。
過去にも習慣に関する本は何冊も読んできたので、根本のところは同じだろうなぁとか、『自分を変える習慣力』みたいな話かなぁと思って読んでみると、確かに似ている部分もありつつも、一番読みやすかったのが本書というのが正直な感想です。
本書のまなび
習慣を連鎖させる
本書のキモになっている部分は、
他の習慣にまで影響を及ぼすような習慣と、1つの習慣化だけで留まってしまう習慣とがある
習慣を選び抜いて連鎖反応を起こせばいい!
というところです。
連鎖反応を起こすことができる習慣の見つけ方も書いてありますが、本書で勧められているのは「早寝」でした。
類書だと「早起き」がよくあるのですが、ここでは「早寝」を連鎖の起点となる習慣としていました。この点は「なるほどー」と思い、早速少しずつですが早寝にシフトしようとしています。(ちょうど人生のステージ的に生活リズムが変わる時期なので、無理はしすぎず、で。)
習慣にするのも止めるのも「報酬」に注目する
「 報酬」こそが習慣化に欠かせないポイント です。報酬があれば行動は習慣化され、報酬がなければされない。
というのは、良い習慣に関しては、わかります。
が、一方で悪い習慣、たとえば喫煙や深酒、夜中にお菓子を食べるなども、それによって快感という「報酬」を得ているからやめられないのだ、という話にはとても納得しました。
私も「つい」やってしまう習慣、仕事中にコーヒー飲みすぎたりするのはやめたほうがいいよなぁとは思っていましたが、そこに存在する(=自分が得てしまっている)報酬に目を向けていなかったなと気づきました。
とにかく記録する
報酬を得て、もしくは悪い習慣で得ている報酬を断ち切って、人生を良い方向に持っていくためにするべきなのは、
やっていることの記録をとる
です。
悪い習慣であれば、自分が無意識にやってしまっていることが可視化され、そこからやめる方向に力が働きます。
また、良い習慣であれば、毎日継続しているという達成感が報酬となって、続けられるようになります。
まとめ
さらっと読めた割に、「気づいていたようで気づいていなかった」ことがいくつも書いてあって、いままでになかった視点が得られました。
まずは本書にならって「早寝」の習慣をつけること。他にも、連鎖反応の起点となるような習慣を見つけて、始めていこうと思います。
(コーヒーのカフェインを減らす、なんていうのも良さそうです。)
本書の中で「おすすめのアプリ」なんかも紹介されているので、すぐ始められますよ。