『ハイパフォーマー思考 高い成果を出し続ける人に共通する7つの思考・行動様式』を読んだ(聴いた)

オーディオブックサービスのAudibleで聴いた。

正直「この本がどうしても読みたい(聞きたい)」というよりは、Audibleに登録したのでなにかいいのがあるかなーと思って見ていたところ目に止まって聴いてみた、という形。結果的になかなかおもしろかった。

概要:ハイパフォーマーを分析した結果わかったこと

仕事などしていて、やはり「この人はすごいな」という優秀な人はいる。

会社としてもそうした優秀な人を採用したいし、育てたいという思いが当然ある。しかし、VUCAだなんだ言われている時代において「優秀さ」は変化するし、組織によっても違う。 そこで、優秀とは何か、を可視化したうえで優秀な人を採ったり育てたりするのに役立てようという活動をしている人たちがいる。たとえば電通など。

この、優秀さの可視化を通して見えてきたのは、優秀な人、ハイパフォーマーは特別な何かの要素を持っているというよりは、思考や行動様式に違いがあるようだ、ということ。

ここで言う思考や行動様式というのは、「**が出来る」といった個別具体のスキルではなく、マインドや考え方に近いもの。

具体的には、以下7つがハイパフォーマーに共通していた。

  1. 「なんとかなる」と思ってやってみる
  2. 柔軟に方向転換する
  3. 自分とは異なる価値観や文化を認め、受けいれる
  4. 仕事を「プレイ」する
  5. 常に学び続ける
  6. 人との縁を大切にする
  7. 物事を斜めから見る

これらの思考・行動様式を持つ人がハイパフォーマーとして活躍する傾向にある。

感想など

ちょうど、「世界一流エンジニアの思考法」という本を読んでいる期間に本書も聴いていたのだけれど、内容がリンクしている点が多かった。

仕事を楽しむことや、常に学び続けること。そして、そもそも「思考」「思考法」が、優秀な人は違うということ。

救いなのは、ハイパフォーマーの思考や行動様式を真似る(=同じように物事を考え、行動すること)で、自分自身もハイパフォーマーになれるチャンスがある、という点。しかも、この思考法や行動様式というのは、特定の職種・ロールに限った話ではなく、どんな仕事をしていても通じるような内容になっている。

このことを本書では「OS」という表現がされていて、これも納得感があった。思考・行動様式というOSをどんどん良くしていけば、そのうえでいろんなアプリを動かすのにもスムーズになるしパフォーマンスが上がる、という考え方。

思考法、メンタルモデルあたりが直近の気になるワード群になってきたので、この辺を自分のものにできるよう、まずハイパフォーマーの行動様式を真似てみようと思う。

Yoshiki Ito
Yoshiki Ito
山形出身 千葉在住の本業QAエンジニア
2024-01-09

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