STRONGER「超一流のメンタル」を手に入れる
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- 読書感想
子供が産まれて、最初の頃は慌てながらもなんとかこなしていたのですが、1ヶ月たって一段落したころから「泣き止まない」とか、いろんなところで心が折れることがあり。
当然そんな状態は打破したいと思ったので、いかにもいかにもなタイトルだなぁと思いつつも手に取りました。
本書は「ネイビーシールズ式」と書いてあるように、アメリカ海軍の特殊部隊の話をベースに解説されています。安心していただきたいのが、超一流のメンタルを手に入れるために丸太を抱えて100キロ走れとか、そういうことを言われるのではありません。
ネイビーシールズに伝わる教えなどを参考にしつつ、落ち込んだとしても立ち直るメンタルの強さ=レジリエンスを高める方法について解説されています。
本書では、レジリエンスの5つの核として以下を挙げています。
- 逆境に耐える能力(免疫機能のようなもの)
- プレッシャーがかかる状況でベストの決断ができる能力
- 最高のパフォーマンスをしようというモチベーション
- 一時的には打ちのめされても、すぐに起き上がって正しい行動を取る能力
- 人生全般に満足し、幸せを感じる能力
これらを身につけるために何をすればいいのか、が書かれているわけですが、特に自分が気になったキーワードとしては、
- 能動的な楽観主義
- 失敗が贈り物
- 自己効力感
- 「成功して当たり前」という空気
- 善人
などなど。
特に、能動的な楽観主義について。
単純に「なんとかなるさ」と思っているだけで何もしないのでは、受動的な楽観主義です。これだと、現状が好転するかどうかは他人や環境に依存してしまいます。が、能動的な楽観主義は「自分の力で、状況を改善できるはずだ」と信じて行動すること。これは、「自己効力感」や「成功して当たり前」にも通じる考え方です。
この考え方は、
に出てくる「成長マインドセット」にも似ています。あわせて読みたい。
また、「善人」について。
信頼できて、粘り強さを備えた人はそう多くない。そういう人の周りには、「この人の成功をサポートしたい」という人が自然と集まってくる。
ということ。わかりやすいですね。
自分にはできる、と信じて、良いと思うことを継続してやる。継続してやることで、他人からも信頼され、サポートを受けることができる。まわりのサポートを得ると、成功が近づく。
こう考えると、強いメンタルを手に入れるためには強いメンタルが必要・・・のような堂々めぐりっぽく見えますが、いきなり強靭になるのはもちろん無理。なので、まずできるところから、ほんのすこしでもいいので、「自分にはできるはずだ」と考えるところから。やっていきましょう。