心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の週間 / 長谷部誠
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サッカー元日本代表キャプテンの長谷部氏の本です。相当売れたみたいです。
もともとサッカーが好きで、長谷部氏のこともそこそこ追っていた(結果会えなかったものの、ドイツのスタジアムに練習見学に行くくらいには追っていた)ので、語られている背景なんかも含めてスッと入ってくる本でした。
乱れない心の作り方、ではない
読む前に誤解していた点で、かつ一番の学びになった点は、心が乱れない方法ではなく、どうリカバリするか、というところです。
本書を読む前には、長谷部氏くらいになると心はいつも凪のようで、ちょっとやそっとのことでは乱されない。そういう心の作り方の話だと思っていました。
しかし、実際にはそうではなく、普段様々な要因で気持ちの波ができることは長谷部氏であっても同じで、問題はいかにそこから平常状態に整えるか。なのでした。
長谷部氏の普段心がけていることや、ヨーロッパに渡って考え方が変化したところ、向こうでコミュニケーションを取りながら進んでいくためにどんなことをしたのか、などが書かれていて、すごく「自分の身に置き換えて考えられる」ポイントが多くありました。
特に
- マイナス発言は自分を後退させる。
- 集団のバランスや空気を整える。
- 組織の穴を埋める。
- 迷ったときこそ、難しい道を選ぶ。
など。いまの自分に必要なところが響きました。
この記事書きながらパラパラとめくって、また再読したくなってます。
類書としては、同じく元日本代表の内田篤人氏の本『僕は自分が見たことしか信じない』も挙げておきたいです。