『脱ダラダラ習慣! 1日3分やめるノート』を読んだ

ブログを書いたりWebメディア記事の原稿を書いたりしたいのに、ついダラダラと過ごしてしまう。そんな過ごし方を改める機会になればと思って読んだ。

結論から言うと、求めていたものとはちょっと違ったけど、考え方はとてもためになった。

なぜやめたいことがやめられないのか

スマホでの動画視聴やSNS、過食やアルコールなどが本書の例で挙がっている。

これらの行動を「やめるぞ!」と決意してもなかなかやめられないのはなぜかの理屈と、やめるために取るべき行動が書かれている。

やめたいことがやめられないのは、その行動によって達成感を得られたり、心地よい体験が得られたりといったなんらかのメリットがあるから。これを単純に禁止してしまうと、メリットが得られなくなるので、つい再開してしまう。

そこで考えるべきなのが、やめられない行動でどんなメリットを得ているかを把握し、その代替となるメリットを得ること=代替行動を行うことが説明されている。これが個人的には一番「なるほど」と感じたポイント。

やめたい習慣をやめるためには、「まずそこに隠れた理由(行動の機能)を分析すること、そしてそれを満たすような別の行動に置き換えること」 が大事である

手段としての「やめるノート」

本書の後半で複数の例を用いて説明されているのが、「やめるノート」を書くこと。前述の、やめたい行動によって現状得ているメリットがなにかなどを把握するためのもので、

  • 今日の出来事(やめたい習慣に関連していそうなものにマルをつける)
  • やめたい習慣の量
  • 本当に欲しかったもの
  • 代替行動(うまくいったものにマルをつける)

という書き方。

正直どの例も「結論ありき」で作られたうまいストーリーに見えてしまって、真面目に取り組めば効果が期待できるのだろうけれども、自分が今やるのはちょっと違う気がしたので保留。

お酒とかゲームとか、依存一歩手前(もしくは依存になってしまっているもの)をなんとかしたいときには良い方法に思えた。そもそもこの本にかかれているのが「認知行動療法」なので、なおさらそう感じるのかもしれない。 依存レベルになったら本書もいいけど病院に行くべき。

まとめ

やはり個人的には「代替行動によってやめたい行動を減らす・なくす」という考え方が初&納得だったのがこの本一番の収穫。Kindle Unlimitedで読むにはちょうどよいボリューム感だった。

Yoshiki Ito
Yoshiki Ito
山形出身 千葉在住の本業QAエンジニア
2024-01-07

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